何を審査する?

俳優未経験者が養成所やスクールのオーディションを受ける場合、どのようなことを審査するのか不安になるという人もいるでしょう。細かいところは各養成所やスクールによる違いはありますが、だいたいどこでも行なわれていることとしては以下のものがあげられます。

まず、進学、アルバイトや就職の面接のように、質疑応答が行なわれます。なぜ芝居をやりたいのか、どういう俳優になりたいのか、どうしてこの養成所なのかといったことは多くの場合、聞かれることになります。こうした質問に対する回答は事前に用意しておいて、喋る練習をしておくと本番でうまく話せずに失敗する確率を下げられます。

質疑応答以外には自己PRもたいていやります。自分の長所を話したり、特技を披露したりすることになります。これも質疑応答と同じく、事前に十分に準備しておくことが本番で好印象を与えたり、披露する特技が成功したりすることにつながります。

そのほか、課題実技やモニターチェックもよく行なわれています。課題実技は簡単な台本読みを行なうことが多く、モニターチェックでは自分のテレビの映り具合が確認されます。以上のことを総合的にチェックし、合否が判断される形になります。

どうやって応募する?

芝居経験がない人の場合には、俳優の養成所やスクールへ行ったほうがよいと別のページで述べました。養成所直属の事務所所属の俳優になれるチャンスがあること、芸能事務所を対象とした映像作品などの主役級を決めるオーディションを、事務所所属俳優になることで受ける機会に恵まれる可能性があることが主な理由です。

養成所に入所するには、オーディションを受ける必要があります。応募方法は養成所によってある程度は変わりますが、ウェブサイトを開設している養成所はたいてい、オンライン申し込みに対応しています。専用フォームに必要事項を入力して送信するだけで応募は済みます。あとで届く案内にしたがい、オーディションの日時に必要なものを持って会場へ行く形になります。

応募の際に注意したいのは、年齢制限です。引っかかっているとそれだけで落ちてしまいます。とくに中高年の人や小さい子どもは年齢制限に引っかかってしまうことが多いです。ただ、諦める必要はありません。養成所によってはシニア枠や子役枠としてオーディションを行なっていることがあります。

そのほか、オーディションの合格がゴールではなく、入所後には演技などのレッスンを受けることになり、入所やレッスンなどの費用が発生します。カリキュラムの内容や金額が納得のいくものであるかどうかもチェックしておきたいところです。

未経験者向けなのは?

実際に舞台やドラマ、映画に出た経験は一度もない、プロとして通用する役者としてのスキルもないという未経験者のなかにも、俳優になることを希望している人は多いです。このような人が受けるオーディションとしては、なにが合っているのでしょうか。ここでは一つの方法を提案しますので、検討してみてはいかがでしょうか。

俳優未経験で演技力に自信のない人は、俳優の養成所やスクールで開催されているオーディションに参加してみるとよいでしょう。合格を勝ち取ることができた場合、養成所への入所、スクールへの入学が叶います。養成所やスクールでは演技など俳優として芸能活動をしていくために必須のスキルを高めるレッスンを受けることが可能です。

養成所やスクールのよいところは、日々のレッスンを披露し、その結果次第では養成所やスクール直属の事務所やプロダクションに入ることができるという点です。芸能事務所やプロダクションの所属になることができれば、俳優としての本格的な芸能活動をスタートすることが可能です。ドラマ作品や映画作品における主役クラスの重要な役は、一般公募ではなく事務所を対象としたオーディションが行なわれることが多く、芸能事務所や芸能プロダクションと正式に契約することは、大きな仕事を掴むための大きな一歩となります。

俳優オーディションとは

俳優のオーディションには、大きくわけると3種類あります。一つは俳優養成所・スクールの入所・入校者の選考を目的として行なわれているもの、もう一つは芸能事務所・芸能プロダクションが所属の俳優を決めることを目的に開催しているもの、最後の一つはドラマや映画などの作品の役を決めることを目的としたものです。

企業面接と同じように履歴書(エントリーシート)を提出してオーディション参加申し込みを行ない、書類選考、面談や課題実技の審査を経て合格発表にいたるというのが一般的なオーディションの流れです。オーディションによっては書類選考がないなど簡略化されている場合があるほか、一次、二次、最終といった具合に何度かオーディションを受けることになるものもあります。

俳優のオーディションには年齢制限や性別制限が設けられていることがあり、いつ参加者を募集しはじめるのかはオーディションによって異なります。養成所や芸能事務所によっては随時募集していることもあります。応募方法はオーディションを開催している企業のWEBサイト上から、オーディション雑誌、オーディション情報を収集・掲載しているWEBサイト上からなど、複数の方法があります。どの方法で応募できるのかは、オーディションによって違いがあります。

そのほか、オーディションは参加無料のケースが圧倒的多数ですが、まれに費用が発生するものもあります。参加人数はオーディションによってまちまちで、開催規模が小さい場合は10人に満たないようなものもありますし、大きい場合には数万人が応募して一握りの人しか合格を勝ち取れないようなものまであります。